特にこれといった理由はないけれど、性格が合わない、相手がいる意味が見出せない、なんとなく将来が見えないといった理由で別れたくなったことはないですか?人生経験を積むにつれて直観的に合わないと感じたりずれが気になってくることは往々にしてあります。しかし馬鹿正直にその理由を伝えたってそれで納得してくれる女性なんてほとんどいません。それではどのようにすれば後腐れなく別れることができるでしょうか。
例えば男性が「君と一緒にいても将来が見えない。別れよう。」と伝えるとします。そうすると女性の反応はほとんどの場合は「どうして?」「ダメなところがあったら直すから!」のように返ってくるでしょう。中には「あなただってこんなに悪いところがあるじゃない!」と罵詈雑言を急に浴びせられ、お互い嫌な思いをするにもかかわらずなおも別れ話に応じないという最悪の泥沼ケースにはまりこんでしまう場合もあります。このような経験をした方、結構多いんじゃないでしょうか。
女性であれ、男性であれ、急に別れ話をされるとつらいものです。そもそも人間の習性として「一度手に入ったものがなくなってしまう」なんてことは考えないことが多いですから、急に言われても受け止めることは不可能です。また、なくなってしまうとわかると途端に価値があるように見えてきてしまうので、それを「つなぎとめるためにはどんな代償でもはらってやろう」という考えに陥ってしまいます。また、別れ話で女性がこちらを罵ってくるときは、心理学的には「相手をののしることで自分の中で相手の価値を下げ、たとえ別れることになっても所詮価値のないものだったと割り切れるようにしよう」という考えが働いていと考えられます。
そう考えると女性の一連の反応は理にかなっていることではあるのですが、急に別れ話を切り出すと一気にこれらの考えを処理しないといけなくなり、頭がパンクしパニックに陥ってしまいます。そして泥沼の別れ話にもつれこんでしまうのです。
以上のことを踏まえると、別れるための準備期間を相手に用意するがキレイに別れるための鉄則となります。準備期間といっても「◯月◯日に別れるから準備しておくように」と伝える必要はありません。女性の勘は鋭いのでなんとなく匂わし始めるだけで準備としては十分です。返信が遅い、既読がついてもすぐには返事が返ってこない、スタンプや絵文字がちょっと減ってきた…これを数日続けるだけでも女性は何かしら感付きます。大抵の場合は「どうしたの?」などと聞かれると思いますが、「大丈夫だよ」などの短文でごまかしましょう。これを数週間から数ヶ月続けると、女性の側でも自問自答し友達に相談することで別れが少しずつ意識されていきます。この過程で、女性が別れ話の際によく切り出す「何がダメだったの?」「悪いところは直すから」と言った質問は何度も自問自答されていきます。会う頻度は下げても下げなくてもいいでしょうが、以前よりもなんだか楽しくない感じを演出したり、お店のランクを下げたりと少しずつ雰囲気を白けさせていきます。そしていざ別れ話を切り出すと、向こうの方でも覚悟や準備備ができているので泥沼に陥る可能性はぐっと減らすことができます。
人は青天の霹靂には弱いものですが、覚悟ができているとなんとか耐えられるものです。別れ話は双方にとって辛いものではありますが、少しでもその辛さを和らげてあげるのが男性が見せることのできる最後の優しさでしょう。逆に、ちゃんと誕生日を祝ったりプレゼントをあげたり楽しくデートしたりしていたのに、急に別れ話を切り出すのは最悪です。別れたい時は相手にもしっかりと準備期間を用意することが大切です。