誕生日や送別等で花束をもらっても、すぐ枯れてしまう。
せっかくのきれいなお花がすぐにしおれてしまうのはとても残念です。
ここでは切り花を長持ちさせる方法をご紹介します。
お花屋さんでも生花を仕入れたら
すぐに生花に水を吸わせる「水揚げ」という作業を行います。
水揚げの方法はいくつかありますが、どの方法で水揚げをするかは
お花屋さんによって異なります。
プロでもこれが絶対という方法が決まっているわけではなく、
お花の種類やお花の状態によって、水揚げの方法を変えています。
ここでは家庭でも手軽に出来る水揚げの方法をご紹介します。
バケツやボール、深めの鉢などに水を張ります。
茎を水につけて、茎の根元を2~3cmのところで
斜めに切ります。
※この時、なるべく水が深いところで切ると、水圧がかかり、
お花が水を吸い上げやすくなります
根本から2~5cmくらいのナイフ等でそぎ切りします。
調理道具のピーラーも使いやすいです。
表皮をはがすイメージで、茎の中身が見えるくらいまで
削ぎ切りします。
水を吸い上げる断面の面積が広がることで、
お花が水を吸い上げやすくなります。
茎の根元をはさみで斜めにカットします。
お鍋にお湯を沸かし、沸騰したら茎をお湯の中につけます。
細い茎なら6~10秒程度、その他は20~30秒程度、
お湯につけたら、すぐに水につけます。
そのまま花瓶に入れても構いません。
枝の根本を金づちなどで叩きます。
叩きつぶすのではなく、叩いて茎の繊維をほぐすイメージで叩いてください。
太い枝物の場合ははさみで十字に切り込みを入れます。
さらにその切れ目を裂くようにして、割れ目を広げます。