花を贈る男のための恋愛情報サイト|【いろんな結婚のカタチ】ちょうどいい距離感?事実婚を選択した夫婦の話

【いろんな結婚のカタチ】ちょうどいい距離感?事実婚を選択した夫婦の話

週末婚、事実婚、別居婚、主夫婚、通い婚、共生婚と、現代は結婚のスタイルも多様化しつつありますが、わが家は典型的な「事実婚」です。

事実婚を選択した理由

結婚した当時、妻である私がフルタイムで労働していたので、扶養家族にはなりえませんでした。それならば、姓を変えないほうがいろいろと手続き的に煩雑でないという理由で、婚姻届を出さず「事実婚」を選択することにあっさり決定しました。

事実婚のやり方<練馬区の場合>

まず、区に認めてもらうように、区役所に届を出します。具体的には住民票の異動をしました。続柄には「妻未届」と書きます。このような形が通らない地方自治体もあるらしいと聞きますが、東京都練馬区では、まったく問題なく受け取ってもらえました。これで、世の中的には夫婦として認められることになりました。住民票があれば、公的に「この人が夫婦」と認めてもらえます。

妻がピンチの時はサポートしてくれる夫がいる幸せ

ところが、妻である私がうつ病をこじらせて失業してしまいました。夫の収入に生活費を頼り、退職金をくずしながら生活することになりました。「家賃や食費や光熱費はこっちでもつから、服とか趣味とかは、自分でがんばるんだよ」と励まされています。夫は無類の食いしん坊なので、自分でメニューを考えて自分で作るのも苦にせずにやってくれています。本当にありがたいです。洗い物は私がしています。良い夫です。感謝しています。

老後の不安はあるものの、事実婚をするのは基本的におすすめ

共働きで、夫または妻が扶養に入れないくらい働いている場合、事実婚はおすすめです。私たちは派手なことは嫌いだったので、結婚パーティーなるものもやっていません。結婚式も入籍もしていないため、結婚記念日がないというのが唯一問題なのですが、生活に困ることもありません。ただ、事実婚で専業主婦の場合、婚姻関係がないと年金と保険は自腹を切らなければいけないので、そこは考えどころかもしれません。

このように、事実婚をしている私たち「夫婦」。私は決して好きな姓ではありませんが、慣れた名前で生活するのが、いちばん自分らしいというところに落ちついています。夫とは収入の差はできてしまいましたが、やんわりと受け入れてもらっています。私たちはいつも自然体でいられる関係なので、婚姻関係がなくとも、2人で一緒に生活することをよしとしているのだと考えています。